青春は恋と革命だ!

 勤務校の講演に来てもらいたいのは、大先輩OGである瀬戸内寂聴だ。体育館の全校生徒を前に「青春は恋と革命だ!」とアジテートする姿を夢想する。ラジカルな言葉こそ若者に響くだろう。

 

 勤務校の図書館で「美は乱調にあり」を借りて読んだ。のちに大杉栄の妻となる伊藤野枝の伝記。愛と革命に生きた「新しい女」という逸脱者に共感を寄せて書かれた作品である。古い閲覧カードに、恩師の古典の女性の先生の名前をみつけた。

 

 オイラの話は、もちろん夢想にすぎない。一度勤務校に来られて講演いただいたこともあったのだが、そのときの内容は至極穏当な内容で、「恋と革命だ!」といったハジケた内容ではなかった。だが、今なら「ひょっとしたら」と期待してしまう・・・。