「フライ、ダディ、フライ」




 シネコンまで自転車で往復。「フライ、ダディ、フライ」を見る。中年の危機を描いた映画、中年の血迷うサマはひとごとでない。体を鍛えている僕とも重ね合わせて見てしまう。

 娘の復讐を果たすために、会社を休めるのがよい職場環境でよかったねと思う。しかし普通そんなことは許されまい。

 コミカルな描写を生かすこともありだと思うが、マンガ的に描くのなら「キャラクター」だけにしておきたい。展開までマンガ的にしてしまうと、それこそ「何でもあり」になってしまう。「賭け」をしていたことが父親にバレて、高校生と父親の信頼が揺らぐ、という展開では、展開のマンガの部分が全面に出てくるので、リアリティが薄らぐ。


 高校生たち、オッサンとの交流は、ホモセクシャルな関係に見える。