抵抗の入門書が

■社会や制度に無自覚でいると、競争や選別の論理に流される。それに歯止めをかけるための、わかりやすい教科書的な入門書が、高校生には必要だな。

 

■書こうとすると、気負いこんで書けなくなる。そういう時は、ただ世界を広く「眺める」に限る。7人の話を書くのに、全校生徒の氏名・属性を設定し、約千人分の架空の名表を作ってみた。自分のこだわりが、数多の日常のひとつにすぎないと自覚するとき、再び書きはじめることができる。