「エネルギー資源確保のため 節電実施中」とのこと


 いつも渡る大きな橋に、しばらく前からこんな看板が出ている。



 「東北地方太平洋沖地震に伴い エネルギー資源確保のため 節電実施中です。早めのライト点灯に御協力をお願いします」


 「早めのライト点灯」と書いているから、夜間の減灯のことを指すのだろう。だが、7/21にも書いたように、夜間電力の節電は、電力供給不足には、まったく効果がない。ピーク時電力の節電が停電の危険を減らすために必要なのであって、それは平日昼間(11時〜5時)である。徳島河川国道事務所の節電は、nandoさんの言葉を借りれば、西日本の節電要請も「やっても無意味な愚策」である。http://openblog.meblog.biz/article/5116004.html(実際には揚水発電設備稼働への貢献はあるのだが)


 不要な時間帯の節電を促進する風潮は、快適性や安全性を犠牲にするだけでなく、人々の無知を放置し、それにつけこみ原子力発電を延命させる。国民にしなくてもいい我慢をさせるのは、太平洋戦中じゃあるまいし、断固やめてもらいたい。