２校の学力テスト順位明かす＝静岡知事が緊急集会で

２校の学力テスト順位明かす＝静岡知事が緊急集会で

　文部科学省の全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）の結果を受けて静岡県教育委員会が２４日開いた緊急の校長集会で、川勝平太知事が県内２小学校の順位を公言した。知事は９月、成績上位８６小学校の校長名を５０音順で発表したが、校名と順位を明かしたのは初めて。

　集会は、テストの小学６年国語Ａで同県が全国最下位だったことを受け開催。小中全７８９校の校長らが出席し、教委が指定した学力向上モデル２校の取り組みが発表され、文科省担当者が講演した。

　知事はあいさつでこの２校名を挙げ、「１５３位と２５０位だった。もちろん平均以下だ」と公言し、「本当に模範的な学校経営なのかどうか」と投げ掛けた。

　同省は来年度以降、学校別の結果公表を自治体判断に委ねることを検討しているが、今年度は認めていない。県の安倍徹教育長は集会後、報道陣に「耳を疑った」と話し、知事に真意を聞く意向を示した。（2013/10/24-18:33）
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013102400833

　ある調査によると、地方自治体のほとんどの首長は、教育行政の独立性を尊重し、教育行政への介入に抑制的である。だが、人口規模が大きくなると、なぜか首長は教育に強権的に介入してくる傾向がある。東京しかり、大阪しかり、そして静岡。これ、どうしてだろう？