学校行事で考えたこと


 9月2・4日と文化祭があった。6日が体育祭。


 オイラが考えたことをふたつ。ひとつめ。オイラの県の公立進学校では、ほとんどがこのクソ暑い時期に文化祭・体育祭をする。無理があると思う。今年は台風がやってきたこともあり、準備期間はとにかく暑苦しく、生徒のモチベーションが上がりきらない。体育祭予行はとくにだらだらしていた。熱心な生徒は「最後だから完全燃焼したい」というが、それならなぜ日程に抗議しないのだろう?


 ふたつめ。オイラの学校では、1年生が表現の部ということでステージ発表をする。何をしてもいいのだが、すべてのクラスがダンスを何曲か踊った。ただ踊るだけ。ちょっとでいいから、演出を入れたら面白くできるのになあとオイラは思う。冒頭や最後、ツナギに寸劇や司会を入れるとか、方法はいろいろある。


 人は思いこんでいる。文化祭の時期は教師が決めると。ステージ発表は1年がダンスをすると。「そんなもんだ」と思っている。だから変わらない。気づかないと変わらない。
 前に触れたバリアフリー自動販売機は、普通の自動販売機を「使いにくい」と感じるところから生まれた。「自動販売機とは、そういうものだ」としか思えなければ「新しいもの」は生まれ得ない。さも知ったげに「世の中とはこういうものだ」と言うだけでは、世の中は変わらない。