演劇部に行く



 (上は富東羽ノ浦校の村端先生が作った県大会チラシ)

 
 拝啓


 日毎に寒さが加わり、焼き芋や栗ご飯が美味しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。


 演劇部は、なんと昨年に引き続き、そしてこの8月にひき続き、演劇部OBの、タカギカツヤ先輩の名作「またあしたっ」を上演する予定になっております。といっても昨年とまったく同じ作品ではなく、今回数百箇所にわたって手が入り、一味も二味も違った作品になって帰ってまいります。(の予定です(汗))。


 ついては皆様に助けていただければと思い、こうして告知する次第です。というのは、今回の上演は、高文祭の初日でトップバッター。会場が温まってない状態での上演なので、演劇部OBの方、ご家族ご親類、お友達、学校関係の方々、高校演劇関係の皆様、通りすがりの方々も含め、ひとりでも多くの皆様のお力をお借りして、観客席を暖めることができればありがたいと思っております。また、練習を見に来ていただける方がいらっしゃっいましたらご連絡ください。(フルタのメアドはプロフィール欄にございます)


 勝手なことをいろいろ申しましたが、無礼があればお許しください。なにとぞよろしくお願いします(^^)/


        敬具


月日 11月23日 金曜日
時間 14:00〜15:00
場所 あわぎんホール(県郷土文化会館)
   県大会の日程はhttp://d.hatena.ne.jp/furuta01/20121107にあります。


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 土曜日。オイラの勤務校の演劇部に行く。現在立ち稽古中。上演まであと3週間だが、オイラが見るのはあと数回だろう。今回はさすがに段取りについての指示もしたが、「エモーション」「役に入り込む」といった内容で、大部分は役者の根幹を問い、主体性を促す話をしたつもりである。
 

 役者の存在感が際立つ芝居を作りたい。未熟でもいい。役者の力が横溢しているような芝居にしたい。小手先の演技は見たくない。テクニックではなく、身体の芯から、心の奥深くから、湧き上がってくるような、ふるえるような演技を見せたい。稽古を通じて、人間としての成長につながるような時間を持ちたい。


 役者がストーリーを説明することに奉仕するような芝居は作りたくない。「またあしたっ」は、そういう意味では最適のテキスト。いくらでも遊びふざけることができる。ところが、もともと真面目な役者たちにとっては苦手分野。オイラは何度も言う。うまくやろうと思ってはいけない。段取りをこなそうとしてはいけない。心身をリラックスした状態に保ち、相手のセリフに心を傾けよ。May the Force be with you.しっかり感じ、のびやかに反応せよ。


 「またあしたっ」は昨年からの再々演である。だが5人のキャストのうち、昨年と同じ役をやっているものは一人もいない。この夏の公演からしても、過半数が入れ替わった。そのうちの2名は、放送部と帰宅部からの助っ人。それでも信頼に足るベストの配役であると思う。


 ま、オイラがどんなにやきもきしようと、最後は役者に任せるしかない。あがいて、おいつめられて、必死になったギリギリのところから、湧き出すパワーを期待している。上演は11月23日、午後2時からあわぎんホール(県郷土文化会館大ホール)にて。県大会トップバッターの上演である。