e−NV200、マイナーチェンジ


 オイラのクルマは、陽気なスペイン人が作ったニッサンe−NV200ワゴンという超超希少車。ディーラーに行けばカタログは置いてあるのだが、新車販売は休止状態が続いていた。
 道で同じクルマにすれ違うことはほとんどない。中古車検索では、3月31日現在、全国でたった2台。日産リーフは1000台近くヒットするのに。


 そんなe−NV200もマイナーチェンジ、4月19日発表予定の新型は、航続距離が190Kmから300kmに伸びた。クルマはよくなるがワゴンの価格は相変わらず450万以上、高性能化に伴う充電施設の設置費用が7万円から27万円(!)にはねあがるし、発売と同時に注文しても、納車は12月以降だという。


 補助金ありとは言え、お世辞にも高級車とは呼べないクルマに400万以上出したうえで(リセールバリューは破格に安い)、27万かけて家を改修し(賃貸では無理だ)、納車まで9ケ月待たされる。よほど強い意志がなければ、購入途中で挫折しそうだ。
 ニッサンはe−NV200を世界戦略車と位置づけるが、オーナーになるためのハードルがさらにあがった。同好の士はそう簡単に増えそうもない。


「SCOOP! e-NV200に40kWhバッテリー搭載。4月19日発表」MAGX NEWS
https://mag-x.jp/2018/03/30/9741/