別冊宝島1792「プロレス大貧民」


プロレス 大貧民 (別冊宝島) (別冊宝島 1792 ノンフィクション)

プロレス 大貧民 (別冊宝島) (別冊宝島 1792 ノンフィクション)


 プロレス界の市場縮小は、深刻である。
 経営不振の団体、転職するプロレスラー、逃げるスポンサー・・・・・。
 このムックにはそんな話が満載である。

 かつてインタビューしたザ・グレート・カブキ選手が、こんなことを言っていた。


 「今はレスラーの方がファンにコビを売っちゃってる。『ここまでやったけど、どうですか』『これ以上やってみるけど、これでどうですか?』って。昔は『プロレスとはこういうもんだ』って、レスラーの方がファンに教えてたのに・・・・」


 若瀬佐俊「「フィニッシュ技」四半世紀変遷に見る大技・危険技乱発の不毛な「結末」」より


 大いに同感。
 オイラのホームグラウンドは「教育」だから、 
 「プロレス」という言葉を、「教育」という言葉に置き換えても、同じことだと、しみじみ思う。

「今は教師の方が親や子どもにコビを売っちゃってる。
『ここまでやったけど、どうですか』
『これ以上やってみるけど、これでどうですか?』って。
昔は『学校とはこういうもんだ』って、先生の方が親や子どもに教えてたのに・・・・」