放課後に「よしなしごと」を


 久しぶりにブログの更新。ここのところブログがおろそかになっている。代わりに書いていたのは、硬筆課題の解説。オイラの勤務校の高校では、毎朝15分のスキマ時間に、生徒が「格言・名言を書き写す」という硬筆書写をやっていて、その課題は年度当初から、書道の教師でも国語の教師でもないオイラがなぜか作っている。こんな感じである。


  ■親孝行とは、一人前の大人として自立することだ。
              堀江貴文


[解説]
 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(1972〜)の最新刊「ゼロ」(ダイヤモンド社)に書かれている言葉です。


 彼は、本書を通じて、こう呼びかけます。


 あなたは、子どものままでいたいですか? それとも早く自立したいですか?
 子どもは責任を取らなくても構いません。高価な花瓶を割っても、誰かを怪我させても、消しゴムを万引きしても、最後には親や教師が出てきて尻拭いをしてくれます。


 その代わり、子どもは不自由です。親の都合に振り回され、何をするにも親の同意が必要です。住む場所も決められず、着る服も制限され、夕食のメニューすら決めることができません。「買ってもらう」「連れていってもらう」「食べさせてもらう」など、何事に対しても受け身にならざるをえません。


 自由と責任は、セットになっているのです。責任を自分で背負うからこそ、自由でいられるのです。


 いつまでも親元にいれば、親も困ります。ベタベタ甘えることが親孝行ではありません。あなたが自立の一歩を踏み出したとき、本当の意味で、自分の人生を、自分のアタマで考えることができるようになる、それこそがあなたの真の人生のはじまりなのだと思います。


 とまあこんな「じゃらじゃらした」「よしなしごと」を、読んだ本から抜粋したりして高校生向けに書いている。これはこれでいろいろと触発されることも多いのだが、思索としては物足りないのも事実。忙しくなってくると、純粋に自分の楽しみとして本を読むより、仕事のことを念頭において読む本が増えているようだ。


 ブログの更新はストップしていても、facebookとtwitterに少し書いていた。長文になり更新に時間がかかるブログと比べると、短文中心のSNSは手軽だし速報性もある、それに、12月の初めは特定秘密保護法案の国会審議があって、リアルタイムの発信をしたかったという事情もあり、重心を少し移してみたのだった。


 ツイッターはこちら→https://twitter.com/furutaakinobu
 Facebookは→https://www.facebook.com/profile.php?id=100002002477312


 だがfacebookやtwitterは、意外に結構な時間を食う。確かにひとつひとつの記事は短いが、無数の情報が飛びこんでくる。じっくり読むと、すぐに時間がたってしまう。それにアタマをひねって書いても、記事はナマものですぐに流れてしまうし、じっくりモノを考えたり共有するにはあまり向かない。結局自分にはブログが一番しっくりくると再確認したのだった。


 数少ない時間を惜しみながらできるかぎり本を読む。だが、芝居を見ることと映画館に行くことは少々サボッている。とりあえずは時間に追われてまとまった時間が取れないこと、それにオイラが見たいと思う作品が近場で上映(上演)されないことのせいにしておこう。


 もちろんブログは更新していきます。今後ともよろしくお願いします。