教育

城北高演劇部「そばや」

オイラが顧問をしている演劇部の情報である。 作者の仲谷憲さんから正式な許諾をいただいたので詳しい情報解禁。城北高演劇部は、第65回徳島県高等学校演劇研究大会にて、11月22日(金)17時25分から、仲谷憲作「そばや」を上演する。 「そばや」…

2校の学力テスト順位明かす=静岡知事が緊急集会で

2校の学力テスト順位明かす=静岡知事が緊急集会で 文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を受けて静岡県教育委員会が24日開いた緊急の校長集会で、川勝平太知事が県内2小学校の順位を公言した。知事は9月、成績上位86小学校の…

演技論

演じることを煎じつめて考えれば「演じないこと」にたどり着く。 セリフを「読んでいる」という意識を断たなければならぬ。前もって「こう読もう」という意識を捨てなければならぬ。ただ、劇の人物に憑依し、相手のセリフの発し方に瞬時に適切に反応するのみ…

演劇部の稽古を見に行く。

県大会に向けて本読み。 顧問のオイラは、前日にほとんど寝ていないせいもあって、ちょっと離れたところで、だらだらしながらセリフを聞いていた。 始めたばかりの部員たちの本読みは、全体に少々うわずった早口。文字を追うのに精一杯という感じ。セリフと…

第65回徳島県高等学校演劇大会

高校演劇の徳島県大会、今年度の出場校と出場順は、次のとおり。 今年度は昨年度より3校少ない13校。鳴門渦潮高と、阿南市の普通科高校2校(富岡東、富岡西)が、部員不足で今年度は辞退した。難しい条件のなか奮闘していた鳴門渦潮高、そして阿南市エリ…

「ポラの国」で「おもてなし」

7日は文化祭。 オイラの勤務校では、期間中「ポラ」と呼ばれる「学校内通貨」が使われる。円との交換レートは1円=1ポラで固定相場制、流通は紙幣で行われる(写真)。「ポラ」は生徒会が発行し、学園祭後の円への換金が保障されている。 オイラの勤務校…

演劇部の稽古につきあう

演劇に関わっていると、「呼吸する」「立つ」「話す」「見る」など、ふだん空気のように行なっている無意識のふるまいが、実は奥の深いものであることに気づく。 勤務校の演劇部の稽古中にこんなことがあった。舞台の上には3人の役者がいて会話する場面。ひ…

勤務校の演劇部夏公演終わる

8月24日は、オイラの勤務校の演劇部の夏公演。四国電力の施設であるヨンデンプラザ徳島3Fホールでの上演だった。四国電力の「でんき予報」で使用電力が97%を超えると「閉館になります」とホール側から説明を受けたのは昨年どおり。もし公演が中止に…

国立療養所大島青松園に行く

少し前の話で恐縮だが、7月23日、ハンセン病療養施設である香川県大島の大島青松園へ、23名の勤務校の高校生と一緒に行く。徳島県人会の方々との交流のためだ。学校からバスで一時間、高松港から官有船で二十分。静かな島は、変わりなくそこにあった。 …

第59回全国高等学校演劇大会(長崎大会)その2

(つづき) 会場となった長崎市公会堂は、かなり古い建物で、演劇には不利な劇場である。声が観客席に届きにくい。とくに袖を向いた役者の声は袖に吸い込まれてしまう。他の会場では問題ない発声の癖や「観客に届ける」という意識の緩みが、この会場ではテキ…

第59回全国高等学校演劇大会(長崎大会)

8月2日から4日にかけての3日間、長崎県長崎市で行われた第59回全国高等学校演劇大会に参加した。同行したのは、勤務校の演劇部生徒5名、副顧問のM先生、それとオイラの総勢7名。以下は、印象に残った作品の感想のいくつかである。 鶴見商高(大阪)…

演劇部の稽古に行く

桜の園・三人姉妹 (新潮文庫)作者: チェーホフ,神西清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1967/09/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 38回この商品を含むブログ (43件) を見る 久しぶりに勤務校の演劇部の近況を。今年度の主力は一年で女子四人。二年女子が…

人権新聞を発行する

勤務校で人権新聞を発行する。直接の引用文はないが、例によって、内田樹先生の「呪いの時代」に触発されて書かれたものである。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「死ね」と平気で口にする人へ 「死ね」「殺すぞ」と平気で口にするひとがいます。軽い気持ちで…

第27回高知高校演劇祭 その12

上演13 宿毛高 長谷川琥珀作「令嬢メイド・御堂河内アンナ」 コントである。作品を悪く言っているのではない。コントとして作られコントとして解釈してほしいと作品が求めている。笑いを目的にして作られていて潔い。既成作品だが、作品の割り切りがはっき…

佐々木勝男編著「子どもに贈りたい120の言葉」「子供に贈りたい130の言葉」

先生たちがえらんだ子どもに贈りたい120の言葉作者: 佐々木勝男出版社/メーカー: 民衆社発売日: 2000/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る先生たちがえらんだ子どもに贈りたい130の言葉作者: 佐々木勝男出版社/メーカー: 民衆社発売日: 2007/03メ…

人権啓発紙を発行する。

勤務校で高校生向けに人権啓発紙第2号を発行する。内田樹「街場の教育論」の「キャリア教育論」の内容をかみくだいてペーパーに掲載した。以下、その内容を転載します。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 本当に高校で学ばなければならないこと 勉強す…

一日ひとつの格言を選ぶ

オイラの勤務校には、朝のショートホームルームの前に、10分ほどの時間がある。今年度はこの時間に格言の硬筆書写をしている。硬筆書写と侮るなかれ、含蓄のある言葉を書き写すという「身体化」の作業を通して、言葉にこめられた意味の深いところまで高校…

ささやかな校内公演のパンフレットに書いた口上

「繰り返し記憶する」ということ 四国から行くなら、明石海峡大橋を渡って一般道に降りてすぐ。明石市の中心に明石公園という大きな公園がある。そこに阪神淡路大震災の慰霊碑があって、こう刻まれている。 これは いつかあったこと これは いつかあること …

人権新聞を出す

新年度も人権教育の係。ただ今年度は学年主任も兼ねる。学年主任は初めてなので、とまどうことも多く、いろいろ気ぜわしい。 さっそく人権新聞「じんけん雑草(あらくさ)」第一号を発行する。今年度も「手書き」にこだわっている。これはずっと変わらない。…

ブログ「内田樹の研究室」2013年3月17日エントリー「言語を学ぶことについて」

文科省の旗振りにもかかわらず、英語の教育成果が上らないのは、大人も子どもも「最小の学習努力で、高い評価を得る方法」を考えるからだという内田樹先生のブログのエントリーhttp://blog.tatsuru.com/2013/03/19_0907.phpにオイラも強く共感する。ことは語…

教育畑の保守的な政治家たち

杉並区の区会議員、田中ゆうたろうという人のブログが炎上している。区役所前で保育所の不足を訴える母親たちを批判して「最初から子育てを社会に押し付けるな」とブログに書いたのだ。詳細はコチラ→http://blog.tanakayutaro.net/article/62737267.html。一…

ほこりをかぶる? 電子黒板

2009年5月、麻生内閣の経済政策として、電子黒板が全国の小中学校に配られることが決定されたとき、オイラは次のように書いた。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 追加経済政策の教育支援に疑問 追加経済政策として、全国の小中学校に「電子黒板」が配られ…

駆け込み退職は「無責任」となじる前に その3

もう一度地元の地方紙に投書した。教員の駆け込み退職について、2月7日付の「読者の手紙」欄に、またまた無理解な意見が載ったからだ。あの新聞社は、駆け込み退職を批判すること事態ナンセンス、という趣旨のことを書いたオイラの投書を掲載したのに、ま…

「駆け込み退職は無責任」となじる前に 追記

1月31日のエントリーに書いた「退職金減額に伴う駆け込み退職」に関する投書は、2月4日付の徳島新聞の「読者の手紙」欄に掲載された。今までもそうだったが、この欄の掲載にあたっては、毎回原稿に細かく手が加えられる。結果、オイラが意図したニュア…

「駆け込み退職は無責任」となじる前に

久しぶりに地元の地方紙である徳島新聞に投書した。 退職金減額にともなう教員の駆け込み退職について、「教員は批判を受けて当たり前」という趣旨の投書がいくつか掲載されていたのを読んだからだ。徳島新聞は県内普及率が全国一高く、80%を越えており、…

演出家の仕事とは

これを書いているのは2013年1月11日の早朝。日付をスキップせずにあえて2012年のところにブログを書いてきたのは、四国大会でひっかかり、オイラの時計が大会終了後で止まっていたためだ。審査と講評のあり方を批判した中で、「演劇的」という言…

第37回四国地区高等学校演劇研究大会「三歳からのアポトーシス」講評に対して

前日のエントリで採録した水沼健氏の四国大会の最優秀校に対する講評は、印象批評に思え、正直オイラにはピンとこなかった。講評の中で「印象は〜」「印象に残ったのは〜」という言葉を重ねていたことに、彼はどこまで自覚的だったのだろう? 芝居が論理的な…

第37回四国地区高等学校演劇研究大会

審査結果は以下のとおり。 最優秀賞・文部科学大臣賞 ■徳島県立城ノ内高等学校『三歳からのアポトーシス』大窪俊之 作(顧問創作) (長崎総文へ) 優秀賞・全国高等学校演劇協議会長賞 ■愛媛県立川之江高等学校『みえにくいアヒルの仔』越智優 作(既成) …

第37回四国地区高等学校演劇研究大会

四国大会の生徒実行委員会委員長を務めた、オイラの勤務校のモリチャンの、開会式における挨拶。自分の実感を探りながら言葉を紡ぐ彼女の手つきに、彼女もまた、表現者なのだとオイラは実感した。気の利いた言葉、変にとがった言葉ではないのがモリチャンら…

第37回四国地区高等学校演劇研究大会

いよいよ高校演劇の四国大会まで数日(12月26日〜27日、於徳島県郷土文化会館)。地元開催とあって、本来ならオイラもいろいろ盛り上げたりお手伝いしたいところなのだが、今は現場を離れている身なのでままならない。ただ昨年度まで四国高校演劇協議…